方便も必要 2005 5 31
4月11日に、「爆発高」という記事を書きましたが、
これに対して、知人や友人から、「投機的になる」と批判がありました。
しかし、時には、方便が必要なのです。
長く続いた新興市場の下落で、個人投資家の資金力は、大きく傷ついたと思います。
こういう時こそ、方便が必要なのです。
最近の「爆発高」というと、3765ガンホーを連想するでしょうが、
これは、「爆発高」とは言えないのです。
あまりにも株価が高すぎて、個人投資家や一般投資家には手が出せない銘柄だったのです。
やはり、みんなが買えるような株価でないと、ダメです。
全員参加型の銘柄でないと、「爆発高」とは言えないのです。
こうした「爆発高」と言えるのは、
たとえば、1月中旬の4974タカラバイオだと思います。
この銘柄が、急上昇を始めた時は、株価は、24万円だったのです。
これならば、誰でも買えるでしょう。
(最終的には、86万円まで上昇しました)。
株価は、2月1日まで、カレンダー上では、約20日間も上昇を続けたのです。
これならば、手遅れた人が、途中で参加しても、十分儲かったはずです。
いずれにせよ、長く続いた新興市場の下落で、
個人投資家の資金力は、大きく傷ついたと思います。
こういう時こそ、方便が必要だと思います。
戦場にて、戦友が毒矢に当たって倒れてしまった。
こういう時、毒矢が、どこから飛んできたか、分析する人はいないでしょう。
そんなことをしていたら、戦友は死んでしまいます。
何はともあれ、「傷の手当て」をするはずです。
こうした話は、戦場では、わかっても、
現実社会では、「傷の手当て」もしないで、多くの人が、分析家になってしまうものです。
(この話は、仏教の教えで、「毒矢のたとえ」として有名です)。
「爆発高 2005 4 11」
ヘラクレス市場は、おもしろいですね。
たとえば、株価が、爆発高になることです。
具体的な例では、最近では、4777ガーラでしょうか。
2月28日には、株価が、高値195000円をつけています。
(これは、兆しというか、戦いの狼煙だったのでしょうか)。
その後、爆発高となり、3月31日には、597000円の高値となりました。
こういう銘柄が、1月から3月までに、3つか4つあります。
とかく、埋もれがちなヘラクレス市場は、
何か特徴を出さないと生き残れません。
「ヘラクレス市場には、爆発高がある」ということを、
セールスポイントにしてもよいでしょう。
東証一部市場の「おとなしい値動き」に欲求不満な方は、
ヘラクレス市場が楽しいでしょう。
そこで、爆発高の候補を探すのも楽しいでしょう。
何はともあれ、大阪株式市場の活性化が必要です。
二重性は無駄と言う人がいますが、
何があるか、わからない今の時代、
安全性・安定性を考えれば、株式市場も二重化する必要があります。
コンピュータ・システムは、安全を考えて、二重になっています。
片方が故障しても、片方がバックアップします。
株式市場にも、こういう考え方が必要です。
もっと、大阪証券取引所は、頑張ってほしい。
もちろん、東京証券取引所も頑張る必要があります。
どうも、両証券取引所の仕事ぶりを見ていると、「お役所」の雰囲気があります。